クライアントアクセスライセンス(CAL)とその設定

今回は、クライアントアクセスライセンス(CAL)に関しての話です。Windows Server 2003であれば以下のようにインストール時に聞かれます。

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このようにサーバー側の設定としては「同時使用ユーザー数モード」と「接続デバイスまたは接続ユーザー数モード」の2種類があります。料金や利用形態によって色々と複雑なことがあるのですが、まずはサーバー側のモードは2種類しかないということをしっかりと認識してください。

  • 「同時使用ユーザー数モード」は「サーバーにCALを持たせるモード」。
  • 「接続デバイスまたは接続ユーザー数モード」は「サーバーにCALを持たせないモード(そのかわりにクライアント側にCALを持たせる)モード」。

です。CALをサーバーが持つ、持たない、ということで2つあるわけですね。

そしてもうひとつ重要なルールとして「同時使用ユーザー数モードから接続デバイスまたは接続ユーザー数モードへの変更が1度だけできる。逆は不可能。」というものがあります。付け加えておくと、「同時使用ユーザー数モードでのライセンス数の変更は後からでも可能」です。

とりあえずの方針

ここまでの話から導き出されるのは以下の方針です。

よく分からなければ同時使用ユーザー数モードにしておけば後で正しい設定に変更可能。とりあえず同時使用ユーザー数モードにしておいて、後ではっきりしてから設定変更すればいい。」

何だその方針は?と思われるかもしれませんが、このCALの話は非常に難しい話なので、よく間違いがあったりします。「接続デバイスまたは接続ユーザー数モード」でセットアップしたのに、実は本当は「同時使用ユーザー数モード」にしなければいけなかったということが後から分かった場合にはOSを1から再インストールする以外ありません。これはショックとダメージが大きいですよ。

そうならないための、この方針なわけです。

実際の現場ではここまで理解できていれば問題ないことが多いです。あくまでもお客さんのCALの買い方の話なので、よくお客さんから話を聞いて設定すればよいでしょう。

ここまでを理解できたら、CALの選択方針の理解に進みましょう。

CALの理解

CALはWindows Serverにアクセスする際に必要です。いくつか例外がありますが、ここではまずは基本から行きましょう。CALを持たせることができる場所(CALの買い方)は以下の3つです。

  1. Windows Server
  2. 接続デバイス(Windows Client、PDAなど)
  3. 接続ユーザー

1は「同時に使用するユーザー」であるのがポイントです。接続デバイスや接続ユーザーするがどれだけ多くても(たとえ1万でも10万でも)同時にアクセスするユーザー数が5人なのなら、Serverに5CALを持たせておけばよいのです。特にサーバーの数が少ないような環境で有効な買い方です。この買い方ではサーバーが複数あれば、それぞれにCALを買わなければいけないことに注意してください。

2は接続デバイスにCALを持たせて、そのデバイスからはどのWindows ServerにアクセスしてもOKとするCALの持たせ方です。たとえば、Serverが何十台あっても、ユーザーが何百人いても、接続デバイスの数が限られているならば(そしてそれを共有するならば)、そのデバイス数だけのCALを購入すればよい、という買い方です。サーバーやユーザー数がある程度多く、接続デバイスを共有しているような環境で有効な買い方です。

3は接続ユーザーにCALを持たせて、そのユーザーがどの端末からどのサーバーにアクセスしても問題なくする、というCALの持たせ方です。サーバーが何台あっても、端末が何台あっても、ユーザーの数だけCALを購入しておけばよい、という買い方です。特に、ユーザー1人あたり、複数台の端末(デスクトップPCと、ノートPCと、PDAと・・・)を使っているような場合に有効な買い方です。

特に、小規模なユーザーでは1のWindows ServerにCALを持たせる買い方が多く、中規模から大規模になってくると、サーバーにはCALを持たせなくなってきます。その際に2と3のどちらに移行するのかというと、そこはユーザーによって違って、ユーザー数と端末数のどちらの方が数が多いかによって変わってきます。

・・・・。うーん。今回はかなり分かりづらいですね。以下の参考サイトもあわせて読んでみて下さい。

参考サイト

子供3人。家族優先。都内SIer勤務。Windows系中心のインフラよりの何でも屋。脱原発。 Microsoft MVP for Cloud and Datacenter Management.

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